歩道橋補修工事|通行止め不要・耐久性向上の防水工事事例

歩道橋補修工事|通行止め不要・耐久性向上の防水工事事例

1. 基本情報

■案件名: 県中地域 歩道橋補修工事
■施工場所: 歩道橋
■施工年月: 令和6年10月~令和7年3月
■建物の種類・用途: 歩道橋

2. 施工内容

歩道橋において、老朽化による漏水が発生しており、その対策として防水工事を実施しました。
今回の工事は、「下地がアスコン(アスファルトコンクリート)」であり、かつ「工事期間中も歩道橋の通行を確保する必要がある」という特殊な条件のもとで求められた工事です。
これらの条件をクリアするため、以下の工法で施工いたしました。

使用工法

IRM工法
IRM工法は、大泰化工株式会社が提供する防水工法のひとつで、FRP防水層とレジンモルタル保護層を組み合わせた軽量で高い耐久性を有する防水工法です。IRM工法の詳細はこちら

メーカー名

大泰化工株式会社

【工事施工前】

歩道橋耐久性向上防水工事施工前①歩道橋耐久性向上防水工事施工前②歩道橋耐久性向上防水工事施工前③

【竣工後】

歩道橋耐久性向上防水工事 施行後①歩道橋耐久性向上防水工事 施行後②歩道橋耐久性向上防水工事 施行後③

3. 特殊な対応や工夫

今回の工事では、下地がアスコンであること、そして工事期間中に歩道橋の通行止めができないという特殊な条件下での施工が求められました。
通行止めにできない状況下でも施工が可能であり、かつアスコン下地に適したIRM工法を採用しました。
この工法により、交通への影響を最小限に抑えながら、確実な防水処理を実現しました。

歩道橋耐久性向上防水工事 施行中写真①歩道橋耐久性向上防水工事 施行中写真②

歩道橋耐久性向上防水工事 施行中写真③歩道橋耐久性向上防水工事 施行中写真④
特に重要だったのは、下地処理の徹底と地覆内支柱の内部処理です。
デッキプレートに残っている水分や、地覆に設置されている支柱の内部は、その後の防水層の密着性や全体の漏水対策に大きく影響します。
そのため、水分による影響を受けにくい特殊な下地処理を施すとともに、長年の経験と技術に基づき、支柱の内部に対しても特に丁寧な対処と工夫を行うことで、高い防水性と確実な漏水対策を実現しました。

4. 担当者の所感

今回の歩道橋補修工事では、いくつかの技術的な課題に直面しましたが、当社の専門知識と工夫により克服し、無事に施工を完了させることができました。
様々な技術的ポイントに注力することで、お客様にご満足いただける高品質な防水工事を実現できたと確信しております。
今後も、お客様の様々なご要望に対応できるよう、技術力の向上に努めてまいります。



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